


作品について:
静岡で生活している私は毎日緑茶を飲みます。
茶畑が身近にある暮らしの中で、生業としている革を緑茶で『お茶染め』した作品を思いつき製作しました。故郷で大事に守られているお茶染め文化の知恵と伝統技術に革ならではの製法を融合させ表現しました。
お茶の優しい色合いと鉄媒染を使い化学反応で浮びあがる色の独特なコントラストは時間を重ねるごと風合いを増します。
自然の風景を中心に抽象的に手描きした柄はふたつとして同じ物は存在しません。
お客様と直接対話し、お茶染め独特のモダンな色合いを是非多くの方に見ていただき、身近に感じてもらいたいと思っています。
幾何学図形を用いた新しい作品として、大きさの異なる円を組み合わせた鞄を製作しました。ハリのあるヌメ革を手揉みするところからはじめ、全て手裁ちと手縫いならではの技法を使い分け仕立てております。図形的なスッキリとしたフォルムの中に革の素材感が強調され、柔らかさと軽快さが加わります。デザイン性だけではなく、部分的に革の厚みを変える事で軽量さと強度を両立させ、道具としての使い易さにも拘っています。
植物タンニン鞣しされた自然環境にも配慮された日本原皮を使用し、縫製に使うリネン糸と共に使い込む程、自然な経年変化を楽しめます。また、手縫の為、修理をしながら永くお使いいただけます。
森の緑に包まれた特別な空間で、革製のランプシェードが穏やかな灯をともす姿がお気に入りなので、揺れる木々のなか光と影を愉しんでもらいたいと思います。
メッセージ:
森の香りいっぱいの木立の中で皆さまをお待ちしております。
新しい革のお茶染め作品をお持ちしますので
ぜひ手にしてゆっくりと眺めていただきたいです。
