




作品について:
「自然と共に生きる」をテーマに、無垢材が持つ生命の痕跡を暮らしの道具へと仕立てています。
木目や節、色の揺らぎなども、木が長い時間を生きてきた証として捉え、その個性を隠すことなく生かしたデザインと仕上げを行っています。素材選びから加工、仕上げまで一貫して手仕事で向き合い、木本来の温もりや表情を感じられるものづくりを大切にしています。
木の表情をさらに引き立てるため、鉄媒染や藍染といった日本の伝統的な染色技法も取り入れています。鉄媒染では木に含まれる成分との反応によって生まれる深みのある色合いを、藍染では自然が生み出す穏やかで奥行きのある青の表情を活かし、一つひとつ異なる木の個性を引き出しています。人工的に均一な美しさを求めるのではなく、素材と染めの偶然が生む変化も、そのものだけの魅力として大切にしています。
制作は女性作家が中心となり、素材選びから加工、染色、仕上げまでの工程をほぼ一人で丁寧に手掛けています。木と向き合う時間を大切にし、素材の声を聞きながら、その木が持つ個性や魅力を最大限に引き出すことを心がけています。
仕上げにはセラミック塗料を使用し、木の質感や手触りを損なうことなく、汚れや水分に配慮した実用性を持たせています。自然素材の美しさと日々の使いやすさの両立を目指し、暮らしの中で長く寄り添う道具を制作しています。
メッセージ:
遠く四国・香川県から、初めて参加させていただきます。
工房のある香川県高松市牟礼町と飯綱町は、かつて姉妹都市としてご縁があり、そのような場所で作品をご紹介できることを大変嬉しく思っています。
SEN-STUDIOでは、木が育んできた時間や個性を大切にしながら、無垢材を一枚一枚削り出して器やランプシェードを製作しています。
杢目や節、色の揺らぎは、自然が生み出した唯一無二の表情です。使い込むほどに手になじみ、暮らしの時間とともに味わいを深めていきます。
手に取ったときに感じる木の温もりや心地よさを体感していただけたら嬉しいです。
